岡部克哉建築設計事務所

岡部克哉建築設計事務所 KOO
コラム
魅せるキッチン?作るキッチン?「ハレとケ」から考えるリビングとキッチンの関係


家の中の見せ場と言っても良い、LDK。
ただ、それぞれの領域にはそれぞれの役割もあります。リビングはお客様をおもてなししたり、家族のくつろぎの場所でもあります。
ダイニングは毎日家族が食事をする場所であり、キッチンはその家族の食事やお客様のおもてなしを支える大事な場所。
日々の暮らしの中で、自分たちのライフスタイルによって、リビング、ダイニング、キッチンの配置関係は様々です。
一体空間がいいのか、領域を分けたほうがいいのか、いくつかの例を見ながら、皆さんのお好みを探してみませんか?
魅せるキッチン?作るキッチン?「ハレとケ」から考えるリビングとキッチンの関係
壁を作らずに一体空間としながらも、領域が分かれているプランです。
全体的に白でまとめられた中でガラスやステンレスの小物がさらに明るさを演出しています。
キッチンとダイニングのスペースだけで十分に贅沢な広さですが、その奥にはリビングがあります。
領域が分かれているので食事を楽しんだ後、コーヒーや食後のドリンクはリビングで頂くと、さらにリラックスできるひと時となりそうです。
魅せるキッチン?作るキッチン?「ハレとケ」から考えるリビングとキッチンの関係
カウンター越しに空間の一体感は有りますが、領域としては完全にキッチンが「作る場所」としての役割を担っています。
動線としても最短動線で作業が出来ますし、キッチン裏の壁一面の収納は機能的で使い勝手が良いものとなっています。
ここなら集中して作業が出来て、お客様が来た時に、気を遣わせずにリビングでくつろいで頂けるでしょう。
また、独立キッチンと言っても広いので、家族総出でキッチンに集まってお手伝いするということも可能です。
魅せるキッチン?作るキッチン?「ハレとケ」から考えるリビングとキッチンの関係
一体空間となったLDKというと、キッチンの前にダイニングスペースがあって、その横にリビングスペースというのが通例ですが、このプランはキッチンの前にリビングがあります。
やっぱり家族はリビングでいることが多いでしょうから、キッチンに立つ人が家族に近い場所にいるので一体感があります。

魅せるキッチン?作るキッチン?「ハレとケ」から考えるリビングとキッチンの関係
独立したリビングは、くつろぎの場としての意味合いがおおきくなります。
こちらは、上部空間は繋がっているので家族の様子は分かりますし、キッチンにいる家族も寂しくありません。
魅せるキッチン?作るキッチン?「ハレとケ」から考えるリビングとキッチンの関係
縦に長い一室空間のLDKは、キッチンに立つとすべてが見渡せて気持ちがいいし、とても一体感があります。
こちらは、ダイニングスペースから一段下がったところにリビングがあり、領域としてはきちんと分かれているというのがポイントです。


それぞれ違ったタイプのLDKの例を見て頂きました。もちろん土地やその他色々な条件があります。
私たちは、その様々な条件のもと、限られた空間を最大限有効活用して、快適に過ごせる場所を作っております。


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